SEは「技能」を磨き「技術」と向き合え

システムインテグレーターという会社で働いていると「技術」という言葉をよく耳にします。
技術という言葉を調べてみると「物事を処理する際の手段」と定義されています。

また、技術は一般的に他の人に転移可能なものとされています。
良い悪いは別として転移可能なものであれば代替が利くということになります。

そこで代替が難しいものは何かというと「技能」になります。
技能という言葉を調べてみると「目的を達成する為の能力」のように定義されています。

今まで「技術」はあるのに「技能」が無いSEを数多く見てきました。
技能の形はSEによって様々だと思いますが、そのようなSEに不足しているのは「目的」「手段」をはき違える傾向が強く、ステークホルダー(顧客だけでなく、営業・上司・同僚・部下・経営層・時には株主まで)との関わり方に課題を抱えている傾向が多かったように感じられます

また、「技術」を習得する事が「目的化」し、本来は手段であるはずの「技術」が生かされず、周りからの評価も低い状態なのにそこに気づいておらず、勿体ないなぁと思ったりします。

ITシステムは全て「手段」であり「目的」にはなりえません。
(クラウド、DX、RPA、AI、これらは技術であり、目的を達成する為の手段)

そこを勘違いしてしまい、目の前の作業を進めていく事が「目的化」してしまう事で最終的にはステークホルダーの信頼を失い、頑張っているのに周りから評価されないという事態を招いてしまっているのかもしれません。。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA